大江戸の暮らしと町並み展 2025年2月1日(土)~3月30日(日)
大江戸の暮らしと町並み展 2025年2月1日(土)~3月30日(日)

大江戸の暮らしと町並み展

静岡県 藤枝市 藤枝市郷土博物館

2025年2月1日(土)~3月30日(日)9:00~17:00

入館料:一般600円、中学生以下無料

藤枝市郷土博物館ウェブサイト

令和7年の大河ドラマは「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」です。大江戸の伝統文化に注目が集まります。
本展では、江戸時代後期の商家や湯屋、庶民の長屋などを縮尺1/10、1/20で精巧に再現したミニチュア模型を70点以上展示し、大江戸の町並みや庶民の暮らしをご鑑賞いただきます。
ミニチュア模型を製作したのは檜細工師の三浦宏です。
もともと浅草の風呂桶職人だった三浦は、昭和55年(1980)、人形作家・辻村寿三郎から江戸吉原の妓楼「三浦屋」の製作を依頼されたのを機に、江戸時代の家屋や和船の忠実な復元に取り組み、亡くなるまでの40年で100点以上の作品を製作しました。
今回、呉服屋・湯屋・両替商・床屋・旅籠・船宿や庶民の棟割長屋、各町にあった高札場・木戸番・火の見櫓、各種の和船など、内部まで精巧に作り込まれたミニチュア模型を多数展示し、過去最大級の三浦宏遺作展となります。
浅草で育まれた生粋の職人技でよみがえった、江戸の町の風情や庶民の暮らしぶりをお楽しみください。

パンフレット パンフレット


べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館 江戸風俗人形展示 2025年2月1日(土)~3月下旬(予定)

べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館 江戸風俗人形展示

2025年2月1日(土)~3月下旬(予定)

したまちミュージアム(旧・下町風俗資料館)所蔵の江戸風俗人形を期間限定で展示します。

製作:人形・辻村寿三郎 小物・服部一郎 建物・三浦宏

べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館ウェブサイト


三浦宏

三浦宏は、大正15年(1926年)浅草の風呂桶職人の家に生まれ、父と船大工であった祖父の技術を受け継ぎ、「三浦風呂製作所」として檜風呂や手桶などを製作していました。時代の流れとともに木製風呂桶の需要が減り、風呂桶以外の製品作りを試行錯誤する中、手の空いた時間に和船の模型を作り始めました。子供の頃から親しんできた型の船がなくなっていくことが惜しく、どうにか残しておきたい、という想いからでした。

三浦風呂製作所

昭和55年(1980年)、辻村寿三郎氏が花魁人形を手がける「吉原」展の妓楼の製作を依頼されます。翌年京橋のギャラリーで開催された同展では、辻村氏の人形と服部一郎氏の小道具とともに、建物の精緻さも大きな話題となりました。

以降、江戸時代の家屋や船を縮尺1/10で復元、亡くなるまでの38年間に100点以上の作品を製作しました。

令和元年(2019)6月永眠。享年92歳。